長い歴史を持つ人形は、姿かたちを変えながらいまもなお多くの人の心をとらえ続けています。

なかでもアンティークドールを代表するビスクドールは、世界中の骨董品愛好家やコレクターに愛されています。

今回はビスクドールの魅力と、人気ブランドや高く売るポイントを紹介します。

比較的情報が少ないジャンルなので、売る際はぜひ参考下さい！

目次

• ○  ビスクドールの魅力とは？
• ・ビスクドールの魅力1：歴史的価値が反映された衣装や髪型
• ・ビスクドールの魅力2：リアルな質感と繊細な造形
• ・ビスクドールの魅力3：豊富なバリエーションでコレクターに愛される
• ○  製造方法、口や目でビスクドールの価値は変わる！
• ・クローズドマウスとオープンマウス、口も希少性が変わるポイント
• ・ブロウアイ、ペーパーウェイトアイ、スリープアイ、目の種類も多様
• ○  ビスクドールの人気メーカー、ブランドとは？
• ・札幌買取ネットのビスクドール買取実績を一部紹介！
• ○  ビスクドールを高く売るにはどうしたらいいの？
• ・ビスクドールを売る際にチェック1：顔、ボディ、目、そして衣装
• ・ビスクドールを売る際にチェック2：ビスクドールのサイズ
• ・ビスクドールを売る際にチェック3：贋作ではない証明
• ・ビスクドールを売る際にチェック4：破損、カビや虫食いをチェック
• ○  まとめ：ビスクドールの目利きと高価買取なら、札幌買取ネット！

ビスクドールの魅力とは？

潤んだ大きな瞳と可愛らしい唇、洗練された衣装に気品のある佇まい。
ビスクドールは19世紀後半から20世紀初頭の磁器製人形で、繊細な表情や豊富なバリエーションが魅力です。

その細部にこだわった造形が魅力的で、一度は手にしたくなる美しいドールです。
同じ磁器人形に人物をデフォルメし表現するフィギュリンがありますが、それに対してビスクドールは精巧な作りになっているのが特徴です。

なおフィギュリンは、前回ブログ「洋ブランド食器、海外陶磁器の人気ブランド、損せず高く売る方法！」で代表的なリアドロについて解説しているので興味があればご覧下さい！

洋ブランド食器、海外陶磁器の人気ブランド、損せず高く売る方法！

ビスクドールの魅力1：歴史的価値が反映された衣装や髪型

ビスクドールは、その歴史的価値からも注目されています。

19世紀後半から20世紀初頭にかけ、フランスやドイツで盛んに作られました。
そのためビスクドールには時代背景が反映された衣装や髪型が施されており、歴史的な価値があります。

ビスクドールの魅力2：リアルな質感と繊細な造形

ビスクドールの魅力のひとつは、繊細な表情です。
磁器製のドールは陶器に比べて表情や肌の質感をよりリアルに再現できるため、とても美しい表情が描かれています。

特に目元や口元は、微細な違いがそれぞれのドールの個性を引き立てています。
また、その造形美や彩色技術から高い芸術性が評価されています。

特に有名な作家やブランドは、その美しさから高値の取引が多いです。

ビスクドールの魅力3：豊富なバリエーションでコレクターに愛される

ビスクドールは、その製造時期や国によってさまざまな種類があります。
例えばフランス製のビスクドールは、豪華な衣装や繊細なレース使いが華やかでコレクターに求められています。

製造方法、口や目でビスクドールの価値は変わる！

ビスクドールは製造方法によって「プレスドビスク」「ポアードビスク」という2つの種類に分けることができます。

プレスドビスクは原料となる陶土を型に押し込み成形、そのうえで焼き上げる製造方法。
昔ながらの手間がかかる方法ですが、細部にまで職人の手が入り繊細な仕上がりに。
また歴史が古い作品に多く見られる種類であり、高い価値がつくものも多いです。

一方、ポアードビスクは手間のかかるプレスドビスクに代わり、19世紀末ごろから用いられるようになった製造方法。
液状の磁器を型に流し込んで焼き上げられています。

続いて、口や目など細部におけるビスクドールの価値について解説します。

クローズドマウスとオープンマウス、口も希少性が変わるポイント

ビスクドールは口の特徴によって、クローズドマウスとオープンマウスという2つの種類に大きく分けられます。

クローズドマウスは口が閉じているタイプで古い時期に製造されたものが多く、希少性が高くなったのです。

一方でオープンマウスは口が開いているタイプになります。
開いた口の中は、歯や舌を緻密に形作っているものと様々あります。

時代とともに製造技術が向上したことから、緻密な作り込みのオープンマウスが主流となりました。

ブロウアイ、ペーパーウェイトアイ、スリープアイ、目の種類も多様

ビスクドールは目の特徴でブロウアイ、ペーパーウェイトアイ、スリープアイの3つの種類に分けることができます。

ブロウアイとは熱したガラスに息を吹き込んで膨らませ、球状にしたものに瞳を描いて眼球に仕上げる製造方法のこと。

ペーパーウェイトアイはガラス文鎮を作る技術で製造された目を指します。
透明度に高い半球状のガラスの目のため「光を拾いやすい」「ドールの視線があたかも追ってくるように見える」などの特徴があり、最高峰とされています。

スリープアイとは、まぶたが開閉できるよう仕掛けがほどこされた目で、子どものための玩具用ビスクドールに多く用いられています。

ビスクドールの人気メーカー、ブランドとは？

ビスクドールの価値を判断する際、製造メーカーや作家の名前も重要なポイント。
特に、ジュモー (Jumeau)、ストイナー (Steiner)、キャスタウェイ (Kestner)、ブリュ (Bru)が代表的なブランドです。
これらのメーカーのビスクドールは独自の技術やデザインが評価され、世界中のコレクターから愛されています。
さて、一部札幌買取ネットの買取実績を紹介しますね。

札幌買取ネットのビスクドール買取実績を一部紹介！

[買取実績]
ジュモー　ビスクドール
買取価格330,000円
保存状態がとても良く、ドール本体、ヘアー、洋服も全てきれいな状態でした。
お客様も納得頂ける買取価格になりました。

[買取実績]
ブリュ　ビスクドール
買取価格180,000円
割れや剥がれなど年月相応の経年劣化はありましたが、衣装が販売当初のものだったため買取させて頂きました。

もちろんこちら以外のブランドも高価買取になることもありますので、詳しくは最後の取り扱いブランド一覧をご覧下さい！

ビスクドールを高く売るにはどうしたらいいの？

人気ブランドであれば、高く買取される可能性が上がります。
多くのビスクドールには、後頭部から首筋のあたりにブランドの刻印が入っています。

この刻印にはブランド名、制作国、サイズ、おおよその制作年代という多くの情報が詰まっており、非常に重要な査定ポイントになります。
頭部のほかにも腰付近にあるスタンプやシール、靴の刻印などにも手掛かりがある場合があります。

ビスクドールを売る際にチェック1：顔、ボディ、目、そして衣装

当然ながらドール自体の出来栄えはビスクドールの査定において必ず確認されます。

具体的には、ビスクドールの見どころである顔、ボディ、目、衣装の出来になります。
そして表情の繊細さや美しさや重要なポイントになります。

人形の衣装に関してはドール制作当時のドレスであるか、素材がアンティークであるかなどが検討されます。

ビスクドールを売る際にチェック2：ビスクドールのサイズ

買取価格に影響を与える要素に、ドールのサイズがあります。
一般的にサイズが大きいほうが買取価格は高くなりやすいです。

実際にはブランド名、制作年代、保存状態などの諸条件を査定したうえなのでサイズのみによって買取価格を予想するのは難しいものがありますが、ひとつの要素として知っておくと参考になります！

ビスクドールを売る際にチェック3：贋作ではない証明

ビスクドールには、残念ながら贋作も存在します。
目に見える形で証拠が付属していると、高い価格での買取が可能になる場合があります。

また付属品が揃っていることでより高く買取してもらえる可能性はありますので、本体と一緒に大切に保管しておきましょう。

ただし、付属品が無いからといって「高い値段はつかない」というわけではありません。
諦めてしまわず買取のプロに査定を依頼し、真作か贋作が見定めてもらいましょう！

ビスクドールを売る際にチェック4：破損、カビや虫食いをチェック

買取価格に大きく影響する要素に、作品の保存状態があります。

価値の高いドールでも破損、カビ、虫食いが発生しているなど保存状態が悪いと、買取価格は下がってしまうでしょう。
湿気や直射日光が、状態が悪くなる原因です。

ビスクドールの保管場所にはなるべく風通しの良い暗い場所を選ぶのがベスト。
保管時には傷や破損を防ぐため、箱に収めておくのがおすすめです。

まとめ：ビスクドールの目利きと高価買取なら、札幌買取ネット！

ビスクドールは歴史的価値や高い芸術性が評価され、いまも世界中から探している方がいます。
売却する際は今回のポイントを押さえておきましょう！

またビスクドールは歴史あるアイテムになるので、買取店を選ぶ際はネットの口コミや社歴も調べておくのがベストです。
社歴19年、鑑定士が在籍する札幌買取ネットは、長年の目利きでビスクドールの高額査定に定評があります。

先ずはお電話で気軽に相談下さい！
豊平店📞0120-503-447　麻生店📞0120-916-192

[買取項目]
ビスクドール、アンティークドール、フランス人形、他多数

[メーカー・ブランド一例]
ジュモー、Jumeau、ストイナー、Steiner、キャスタウェイ、Kestner、ブリュ、Bru、アー・テー、A.T、アーモンド・マルセル、シモン&ハルビック、ケマー&ラインハート、フライシュマン&ブローデル、ハインリッヒ・ハンドベルク、モリムラ、ケストナー、シリーズ、スタイナー、エデンべべ、A・アロポ、A・テュイエ、ドナミュア、S.F.B.J、他多数
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