押し買いは法律違反！「何でも買います」電話＆訪問は対応不用！
令和も4年。アポなし訪問で、怪しい物を売りつける「押し売り」は、いまや絶滅危惧種かもしれません。
ですが最近、その逆の「押し買い」が横行しています。急な電話や訪問で「何でも買い取ります」などと言われたら、要注意です！
思わぬ被害にあってしまうことも…。
目次
電話営業やアポなし訪問の「押し買い」は法律上、違法行為です！
先述した押し買いは被害が急増し、特にご高齢の方と一人暮らしの女性が狙われやすい傾向にあります。
押し買いとは査定依頼をしていないのに、電話やアポなし訪問で買取営業をする業者のことです。
いきなり家に来て、価値あるものを二束三文で強引に買い取って去っていく…このようなケースに泣き寝入りする方も珍しくありません。
今回のブログで知って頂きたいのは「押し買いは法律違反」ということです。
法律上、訪問購入（出張買取）を規制する改正特定取引法「不招請勧誘の禁止」※法第58条の6第1項で、禁じられています。
この法律は相手方から依頼がないのに、電話や訪問での買取勧誘を禁じているものです。
押し買いは立派な違法行為ですが、知っている方は意外に少ないと感じています。
また古物を買い取るには「古物商許可」の取得が必要になります。押し買いの中には、取得していない業者まで含まれています。
大切にしている物を、理不尽に買われる思いなんてしたくないですよね。
もし電話が来たら「売るものはない」とご対応下さい。突然訪問の場合も、毅然と断ることです。立ち去らない場合は、警察に通報を！
札幌にも押し買いが横行！実際にあったケースを紹介
実際に最近、私の知人のお母さまに押し買い電話があったので、お話します。
電話口では女性が優しく「服でも何でも買い取ります」と言ったので訪問をOKしたそうです。
ところが家に来たのは、マスクごしでもわかる強面な男性…。え？と思うお母さま。だが用意してた服や食器を査定してもらうことに。
強面男性「金額がつきませんね。貴金属とかないんですか？」とすごむ。
軽く恐怖を覚えお母さまは、24金、18金アクセサリー類をいくつか見せた。
強面男性「これらなら5千円くらいになりそうですね」とはじめて笑顔を見せる。
お母さま「え、ご、五千円？安すぎませんか？？」と思わず声を漏らす…！
そしてお母さまの後ろから、たまたま実家に立ち寄っていた息子さん（私の知人）が顔を覗かせる。
息子さん「リビングまで声が聞こえました。そもそも母が、そちらに依頼したのですか？」押し黙るも、睨みをきかす強面男性。
息子さん「もし、そちらからの押しかけでしたらお帰り下さい」強面男性は、悔しげに去っていったそうです。
これは被害をギリギリで防げたケースです。
お母さまは家に息子さんが偶然いたことに感謝し、今後は似た電話が来ても断ると決めたそうです。
このように札幌にも押し買いが暗躍し、他山の石ではないですね。このブログが役立てば幸いです。
まとめ：押し買いは対応しない！買取は、法律に準拠した業者を選択！
いかがでしたでしょうか。押し買いは法律に反したものです。
どんなに優しそうな顔や声でも、買取を勧誘する訪問や電話は無視を決め込みましょう。
被害にあわないため、時間だってもったいないです。
「これ売りたいな」と考えている際は、法律に準拠した買取業者への問い合わせが安心です。
札幌買取ネットも、その中に含まれていますので、宜しくお願いします(^^)
札幌買取ネット古物商許可
北海道公安委員会登録業者第101290001072号